2009年5月15日金曜日

デイホスピス

 今日は西胆振緩和医療研究会に参加してきました。

 幹事会の後に、研究会が開かれたのですが、僕が学生時代を過ごした名古屋から講師の先生が来て下さるので、懐かしい気持ちで参加しました。

 講師の先生は、阿部まゆみ先生。

 現在、名古屋大学大学院医学系研究科看護学専攻がんプロフェッショナル養成プランの特任講師でいらっしゃいます。

 演題は「地域への架け橋ー緩和ケアのエッセンスー」だったのですが、その中で、デイホスピスの紹介がありました。欧米では一般的と聞いてはいたのですが、講演の最後に、阿部先生が広島県で立ち上げられたデイケアホスピスを紹介したニュースのDVD映像を見せていただき、感銘を受けました。

 患者さんが満面の笑顔で過ごしてらっしゃるんです。

 私は、在宅ターミナルケアも実践しているため、がんの患者さんと接する機会も多いのですが、DVDの中の患者さんの笑顔を見て、外来で診察しているある患者さんが頭に浮かんできました。

 「もっといいケアが出来るじゃないか!」と閃いたわけです。

 ハッちゃんが、ハッとしました。

 早速、病棟ホスピスでお世話になっているソーシャルワーカの方に話をし、阿部先生にも話しをして、うまくいきそうな実感が持てました。

 ちょうど、うちにクリニックの看護師も参加していたので、月曜日に話しをして、よりよいケアを提供するべく、昼のカンファレンスで話し合いたいと思っています。

 今日は、たまたま、上司が参加できず、代わりに参加したのですが、そこで、阿部先生と出会えたのは、きっと、僕が何かを気づく時だったのでしょう。感謝ですね。

 この一期一会を大切にして、日々の診療に活かしていきたいと思います。

発見力をどう身につけるか

 今朝の勉強会で、上司は後期研修医の課題を見つけるのが上手いということに気づき、「発見力をどう身につけるか」、ということを自分の課題に設定しました。

 すぐに思い浮かぶのは、後期研修医の課題になりそうなことのポイントがわかっていること。

 他にも、何かないかと思い、『ビジネスマンのための「発見力」養成講座 (ディスカヴァー携書)』でググって、書評やまとめが記載されているブログを読んでいました。

 「仮説を立てること」や、比較する、分解する、気づいたことをメモするなどの知識が得られたので、家に帰ってから、内容を理解して、日々の実践に応用していこうかなと思っています。応用を始めたら、分析、統合、評価を行っていきます。


 その検索の途中で、小飼弾さんのブログで、ハッとしました。

ーー以下、ブログの引用ーー

ビジネス書ばかり読んでいては「勝てない」理由が、そこにある。ビジネスは所詮人々の所行。自然には敵わない(というより、自然のごく一部)。あえて問題を一般化することで特定の問題を解くというのは科学の十八番。そこから学ばない手はないのだ。

ーー引用、ここまでーー

 このようなことは今まで言われたことがなかったので、自分でも考えてみたいなと思い、早速、推奨されていた『数に強くなる (岩波新書)』を購入しました。届いたら、読んでみます。