2009年7月22日水曜日

Pay it Forward

 今、日本医事新報の最新号を読んでいます。

 日本医事新報を読む時に、最近、楽しみにしているのは、「プライマリケア医応援プログラム」です。よく存じあげている先生の記事も多く、学会などの立ち話だけでは聞けない教えを頂いている気持ちで読んでいます。

 今回は、千葉県・わざクリニック院長の和座一弘先生が担当されています。

 和座一弘先生のお名前は拝見したことはありましたが、実際にお会いしたことはありません。

 今回、記事を読んで、和座一弘先生が自治医科大学地域医療学教室の研修医第1号でらっしゃることを知りました。第1号というのは、道がないところに道を作るという歩みを避けられません。きっと、いろいろなご苦労をされたんではないかとお察しします。いつかお会いできたら、道を作ってこられたお話しをお聞きしたいなと思いました。

 さて、記事に戻りますが、今回は、「開業医決断物語④ 研修医がクリニックにやってくる」というテーマだったのですが、その記事で、感銘を受けたところがあったので、紹介させて下さい。

 引用ここから

 あの時に先生(五十嵐正紘先生)が私に注いでくださった情熱の何分の一かでも、そして、あのとき過ごした素晴らしい時間の幾分かでも研修医と共有できたらと、この申し出を快諾したのでした。

 引用ここまで

 まさに、Pay it Forward!

 こんな風に思ってもらえたら、指導医冥利に尽きますね。

 これから夏休みの時期になり、我々の施設にも見学や実習に来て下さる学生さんや研修医も増える時期です。自分も、このようなPay it Forwardをイメージしながら、接していきたいなと思うと、彼らがやってくるのが少し楽しみになってきました。

 和座一弘先生の記事は、研修医とのやりとりなど、他にも素晴らしいなと思う内容が盛りだくさんでしたので、是非、ご一読下さい!

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