2008年5月24日土曜日

GenoProで家族図作成

 MFCでは、4月から、カルテが電子化され、今まで、紙で、使用していたサマリーシートを、いかに電子化していくかが問題になっています。4月は、処方と病名の入力に、診療後の時間が費やされていたのですが、5月に入り、時間ができてきて、サマリーシートを電子化する検討会議を開いています。
 昨日は、家族図が議題になったのですが、運用が難しい。jpgの画像を電子カルテに登録できるので、画像をいかに作るかが問題
になり、GenoPro(http://www.genopro.com/)というソフトを発見しました。家族図をとても簡単に作ることができます。そして、作った家族図をコピーして、Windowsのペイントに貼り付けてjpg画像にして、電子カルテに登録します。
 この方法では、家族図を見ることができるのですが、編集は、GenoProで行わなければなりません。また、家族図の他の家族をクリックしたら、その家族のカルテが開くとか、自分のクリニックに通院している他のご家族が表示されるなどの機能は当然ありません。このようなさらなる機能は、自分たちが家庭医として働きながら、こんな機能があったらいいなというものの開発をお願いするしかないのですが、幸い、電子カルテの担当の方が、こちらの要望を検討はして下さいますので、とりあえず、要望を出してはいます。
 このようにして、よりよい家族指向のケアの提供に向けて、家族図を中心としたツールのアイデアを考えていきたいと思います。
 皆さんも、こんな機能があったらいいなとか、家族図を電子カルテでこんな風に運用しているよという声がありましたら、是非、共有しましょう。そして、日本の家庭医療における家族志向型のケアをよりよいものにしていけたらなぁと思います。

感情動きを言語化するメモ

HCFMでは、後期研修医に、日々の自らの気づきをメモするHCFM特製(?)メモ帳を配布しています。

そのメモをポートフォリオの資料として利用し、2週に1回(または4週に1回)行われる評価とフィードバック(研修振り返り)の際の参考資料として、うまく利用している研修医もいます。

一緒に働いている私も、彼らの気づきから、学ぶことも多く、気づきにあふれた評価とフィードバックは、後期研修医にとっても、指導医である私にとっても、貴重な学びの時間となっています。

また、そのメモ帳に、自分の感情の動きなどをメモすると、内省に生かせます。

今日も、朝7時半から、後期研修医の評価とフィードバックが行われたのですが、示唆に富む内容にあふれており、感心しておりました。

さらに、私からは、感情の動きをメモするだけでなく、その動きの大きさを「大」、「中」、「小」にわけて残し、大をSEAで深めてはどうかと提案してみました。

このブログを読んでいただいている皆様は、どのような方法で、日々の出来事を振り返っておられますか?