2008年12月12日金曜日

第103回 4行日記 患者さんと家庭医の近接性

事 実:
 昨日(12月10日)の地元紙に、ある記事とともに、写真と名前が掲載された。
 今年の春、本輪西ファミリークリニックとして新装開院した際に、地元紙の記者さんからお話を頂きが、「ホームドクターの知恵の話(わ)」という連載をしています。
 今回は、普段の外来でも、患者さんとお話しすることがある「適切な薬の飲み方」について話しました。私としては、普段、外来でよくしゃべっていることを新聞に掲載してもらえたら、より多くの方に、知ってもらえるかなと考えていました。
 今日の外来では、早速、多くの患者さんに、「先生、昨日の新聞見ましたよ!」と声をかけていただきました。そして、いつもよりも、色々なお話をしていただけたように思います。
 「記事を読んで、どんな風に思われましたか?」とお聞きしたところ、「勉強になりました。」と言っていただく方が多かったので、是非、記事の内容を実践していただきたいですね。
 中には、その地元紙は購読していないのだけれど、娘が購読していて教えてくれたという方もいてビックリ!!!
 ご家族に、自分の主治医のこともお話しして下さったいるんでしょうね。

気づき:
 地元の新聞というのは読んで下さっている方が多い!
 新聞に出ることで、患者さんの信頼感が増したと感じた。
 勝間和代さんが、ご自身の著書効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法で、アウトプットすることの重要性を書かれていたが、それを実感した。

教 訓:
 診察室以外でも、患者さんとのラポールを築く方法はある。
 家庭医療をいかに患者さんにとって身近なものにするかは、家庭医療の教科書を読むと、家庭医の仕事として大切と書いてあるのですが、こんな風に、新聞に掲載されると、それが実感できます!!!
 新聞に出ることで、普段受診している患者さんが、より自分のことを信頼して下さったり、初診の患者さんでも最初から信頼して受診して下さったら、患者さんとのラポールが気づきやすいですし、我々家庭医の話が患者さんに通じやすいですし、薬のコンプライアンスがあがったりといいことがたくさんあると思いました。
 もちろん、思わぬ期待を持って受診される方もいらっしゃいます。
 でも、普段から、患者中心の医療を実践して、患者さんの期待を聞き出すことをしているので、期待を聞き出して、説明させていただくことで、理解してもらえます。

宣 言:
 私は、これからも、様々なチャンスを利用して、家庭医と患者さんの距離を近づけていきます。

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