今月に入り、新法人設立まで、あと2か月を切って、にわかに忙しくなってきました。
新診療所で、電子カルテを導入するに当たり、パソコンの購入、プリンターの購入、LANの配線工事などで、いろいろな業者の方にお会いするのですが、人を見る目の大切さを実感しています。
医療という仕事は、日々、多くの人とお会いするのですが、皆さん、医療を求めて、いらっしゃっているので、その関係は単純です。
医師と患者という治療関係を結び、お互いに、その枠内で、話をするので、僕自身は医療に専念すればよいので、あれこれ考えることはありません。
しかし、他の業者の方にお会いすると、その人が信頼できる人物なのか、どこまで仕事をしてくれるのかと、あれこれ考えます。
このようなことを考えていると、実は、相手も、自分に対して、同じように、信頼できる人間なのか、どこまで仕事をしてくれるのかと、考えているのではないかと思えてきて、自分自身の知識・技術・態度を振り返らざるをえなくなります。
ほんま、色んな経験させてもらってますわ。
1 件のコメント:
英国に来て気がついたのが、知らないうちに、出会った人の顔の表情やしわ、しぐさ、手の形や体格、雰囲気などで、その人の仕事や気持ちのありようなんかを「わかろうとしている自分がいる」ということでした。
最初に気がついたときは、かなり驚きました。
これっておそらく、初診で来られた患者さんが診察室に入ってこられたときの、その一瞬の中にとらえた印象と、その後に聞くことになるその方の背景やありようとを結びつける作業を、知らない間に、診療をしていく中で身につけていたんだろうなぁと思います。
当然患者さんたちも、また、道行く人も、自分のことをそうみているんですね。
非常に優れたホテルマンというのは、お客様が玄関をはいってこられた時に、かなりの事がわかってしまうというのを聞いたことがあります。たいていはこぎれいな格好をしていますが、それが身についているものなのか、一時的なものなのか、どういった趣向を好まれるかなど、統計学とまではいかないまでも、経験からわかるのでしょうね。
年をとるごとに、人前に出てもしゃんとしていられるように、もっと自分を振り返らないとなぁ、、そう思います。
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